●プラレール新幹線E3系こまちの動輪の歯車が割れていました。
●破損していた歯車を交換し、ついでに動力ユニットの分解清掃を実施しました。
※(株)タカラトミーではプラレールの改造はしないよう勧告しています。
本ブログはプラレールの改造を推奨するものではありません。
また、本記事を参考にして不利益を被っても、管理人は一切その責を負いません。
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子供から、遊んでいたプラレール新幹線E3系こまちが走らないから見て欲しいと頼まれました。スイッチを入れると、モーターからは動く音がするのに、車輪はほとんど回転せず異音がします。
子供の話では、遊ぼうと思ってスイッチを入れたら走らなかったとのこと。
秋田新幹線 E3系「こまち」 |
スイッチを入れると、ここが空回りをしています。
歯車の割れ目からシャフトの銀色が見える |
蒸気機関車C12と違い、ねじを使わずツメではめられているだけなので楽です。
よく見かける、白いプラスチックカバーの動力ユニット |
問題の壊れた動輪の歯車も見える |
動力ユニットから飛び出した金具は、台車の金具と電気的に接続するためにあります。
(赤矢印)分解するとき、ここが引っ掛かり、なかなか外れなかった |
(赤矢印)電池のマイナス側に接続される金具になります |
12枚以外に、8枚と10枚の歯車も同梱 |
良い方法が思いつかなかったので、力づくで(笑) |
左がプラレールの壊れた歯車、右が買ってきた歯車ですが、明らかに軸穴の大きさが違います。
軸穴径を測定したところ、プラレールの歯車は2.5mmφ、買ってきた歯車は1.5mmφでした。
比べるまで、軸穴径が違うとはなぜか微塵も考えなかった(笑) |
力を入れすぎないよう、慎重に少しずつ削り進めました。
歯車に傷がつかないよう、ペンチをマスキングで養生 |
写真だとよく見えないが、軸径は同じ |
軸穴を削る過程で偏りが生じてしまった。これでは失敗か・・・。
回すと歯車に微妙なブレが出てしまった。 |
どうやら、うまくひずみを吸収してくれているようです。
ピンバイスの使い方は、もっと工夫が必要だったと反省。
と、いうことで(笑)、
この新幹線E3系こまち、買ってからずいぶん子供に遊ばれたため、動力ユニット内部の歯車がゴミだらけです。
せっかくなので、この機会に動力ユニットも清掃することにしました。
まず動力ユニットの天井がプラ板で接着されていましたので、これをデザインナイフで少しずつはがしていきます。
(途中、力が入りすぎてプラ板を少し割ってしまいました)
プラ板パーツの周囲から、少しずつ剥がしていく |
慎重に、ハンダ吸い取り線でハンダを取り去ります。
(後で調べたら、ハンダを取らず金具が付いたままでも分解できるようです。私には無理でしたが)
側面のビスを外し、2か所あるツメを浮かせると、動力ユニットを分解することが出来ます。
写真は既に清掃した後、歯車を入れて撮影 |
しかしいったい、どこからこれだけのゴミが入るのか?
最後にもう一度グリスを塗って、動きを確認してから組み立てます。
金具とモーター端子も再度ハンダ付け |
台車を組み立て、本体カバーを取り付けて作業は終了です。
レールの上に置いてスイッチを入れると、以前のように元気に走り出してくれました。
中央が新幹線E3系こまち |
子供が作ってくれたレイアウトに置いて撮影 |
次に同じような故障が起きても(多分)大丈夫でしょう。
また、これでしばらく遊んで様子を見ることにします。
(ちょっと歯車が心配ですが・・・)
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