●エアブラシ「バジャー350Ⅱ」の使用中に、エアーが出ない不具合が発生しました。
●原因は不明ですが、使用方法に注意してから、いまのところ再現していません。
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エアスプレー タミヤ バジャー350Ⅱ |
シングルアクションですが、普通の単純な塗装くらいなら特に性能に不満は感じていません。
※かなり以前に買ったもので、店頭ではまだ見かけることができますが、今見たらHPカタログから消えていることに気付きました・・・・オーマイガ。
HPカタログページへリンク
ところが、性能うんぬん以前にちょっと困った現象がありまして・・・
スプレー缶の残量はあるのに、使っているとエアが出なくなるんです、これが。
ボタンを押すと「プスン」と音がして反応が無くなります。
最初は使い方が雑なせいで、塗料がエア吹き出し口に詰まったかな?と思って、ノズルの清掃をしようとしました。が、
なんだこれ!よく見たら塗料がつまるのはニードル弁の方で、構造的にエアの吹き出しには全く関係ない!
取説を読むと、長時間使用すると缶の温度が下がって圧が下がると書いてあります。
なーんだ原因はそれか(笑)。
じゃ、新品の予備エアー缶に替えて作業を続けよう、って、新品のエアー缶に替えても症状は同じで、全くエアが出ないじゃん!なぜ!?
その時の連続使用時間は、せいぜい3~5分くらいでした。
確かに缶は冷たくなっていたけど、そんなキンキンでもないので問題なさそうな。まあ許容程度がわからないので断言できませんが。
エアー缶からハンドピースの間の圧力のある場所を調べると、ちゃんとハンドピースまで来てました。
最後に、ハンドピースのホース接続口から息を吹いてみたら、一応、吹き出し口からも空気が出る。なんで?
(人の息には水分が多量に含まれるため、あまりやらない方がいいと思いますが)
でも、エアー缶とかを接続し直して、試し吹きしたらやっぱり出ない!なぜ???
うーん、困った。ということで途方に暮れて放置しました。
丸1日置いて、もしかして奇跡が起ったら、なんて思い使ったら、なんと症状が直ってる!
キツネにつままれたような気分です。
ま、とりあえず直ったからいいかー、なんて思いつつ使用再開。
しばらく使っていると、また同じ症状(エアがでない)が発生。おい。
しかも、今度もいつの間に直っていました。
原因がはっきりしないため、タミヤ模型のカスタマーセンターに連絡して聞いてみました。
話を要約すると、以下のとおり。
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●エアー缶方式は、エアの残量が減ったり連続使用で缶の温度が下がると残圧が下がることがあるが、今回は新品缶に替えても症状に変化がないため、これが原因ではない。
●ハンドピース内部のバルブの経年劣化で不具合が起きることはある。しかし今回の症状からこれが原因とは考えづらい。
●エアー缶のガスは水分が少なく、ハンドピース内部のバルブ等を氷結させた可能性は低い。
●バジャー350Ⅱ自体の普及数が少なく、データが少ないため同様の事例報告はない。
●(結論)原因はわからない。不具合が出たままなら、送ってもらえば修理できる。
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その後、エアが出なくなったら1日放置、復活したらまた再開、を繰り返しながら使っていました。
しかしよく考えたら、現象は作業中に突然発生する訳ではなく、塗装を乾かす間の作業小休止後、再開しようとすると発生している状態にあることに気がつきました。
もしかして、ハンドピースに圧力をかけたまま放置すると、不具合が発生する!?
ハンドピース内部が低温のガスにさらされることでバルブ等の部品温度が下がり、大気と触れる個所が氷結しているのかもしれません・・・。
(カスタマーセンターでは、バルブ等の氷結の可能性は低いと言っていましたが・・・・。)
ということで、使用後は速やかにレギュレーターを緩めて、ハンドピースに圧力がかかりっぱなしにならないように気をつけて使うようにしました。
すると、いまのところ不具合は再現していません。
しかーし!
あまりにもマメにレギュレータを開け閉めしたため、パッキンがちぎれてしまった!!
中央がちぎれたパッキン(Oリング) |
タミヤ模型のオンラインショップにリンク
実はまだ入手していません。
塗装中は、レギュレーターから「シュー」というガスが漏れる音がします・・・ああ、オーマイガー。