(概要)
●電池カバーと台車本体を加工し、ホールベースを延長させました。※(株)タカラトミーではプラレールの改造はしないよう勧告しています。
本ブログはプラレールの改造を推奨するものではありません。
また、本記事を参考にして不利益を被っても、管理人は一切その責を負いません。
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前回紹介した、切り出したプラパーツです。
なかなか寸法通りに切り出すのは難しい・・。 |
台車に使用するため、外見より強度を優先し、接着剤は多めに使うようにしています。
7.台車本体の加工と組み立て
接着剤が乾燥する間、ホイールベース延長に伴う台車側の加工をします。
ナットが嵌っていた台車の耳を切り離す。 |
また中途半端に切り口を残すと、前輪と干渉する可能性があるため、きれいに削り取りました。
次に、電池カバーの前輪荷重を支えるガイド(?)部分も、合わなくなります。
電池カバーのガイド部分。 |
ピンバイスで大雑把に穴を開けて、切り取る。 |
また、いままで装飾中輪が取り付けられていた部分も不要になります。これは台車側面に張り出しており、残すと新しく新設する中輪と干渉するため、削り取ります。
ニッパーとヤスリで削り取る。 |
プラ板固定には5mmLアングルを多用。 |
台車本体はかなりサッパリした。 |
台車本体はかなり削ったので、強度がひどく低下するかな~と思っていましたが、元々頑丈にできているため、問題になるほどではありませんでした。
一方、電池カバーは中輪軸に高さレベル調整機能(以下「アジャスター」といいます。)を付けるため、3つのパーツに分かれています。
前後の部品と中央の部品はビスで固定します。
本当は前後パーツはプラ板を渡して一体化させたいと考えていましたが、台車底面と電池との間に必要なクリアランスが確保できず、断念しました。
下の写真は、電池カバーを組み立てたところです。
底面側より撮影。 |
上面から撮影。この上に電池が入る。 |
なお正直、この電池カバーに関しては、もう少しがっしりさせたかったのですが、限られたクリアランスでアジャスター機構を持たせるため、使えるプラ板が薄く思ったほど強度が出ていません。
「へなへな」という程ではありませんが、押すとたわみます。
まあ、前後輪もあって単体で荷重がかかる場所でもないので、妥協して良しとしました。
ちなみに、下は電池カバーを組み立てて前方から撮影した写真です。
判りにくいが、電池カバーを前方から撮影。 |
しかし、底面からはアジャスターに使用したビスの頭が飛び出して見えてしまいました。
できるだけ原型寸法からはみ出ないようにしていますが、今回はこれが限界でした。
走行に支障が出ないといいんですが・・・・。
続いて、台車本体側のビス受け(ナット)を復元します。
実は、どうやってこれを復元するかずっと考えがまとまらず、作業が後回しになっていました(笑)。
力がかかる部分でもあるので、固定方法は接着剤でなくネジ止めとしたかったのですが、構造上、ネジを使える場所が思いつかず、あきらめました・・・。
結局、台車本体にプラ板で新設したビス受けを接着して固定することにします。
これだと強度に不安はありそうですが、またしても「物は試し」という訳です(笑)。
プラ板を切って、ビスが通る穴をあける。 |
台車本体に新設ビス受けを接着したところ。 |
またそのとき、指でグリグリして溶けたプラ同士をなじませると接着力が高まる気がします。
ナットは6角の一辺だけを固定用の5mmLアングル端に密着させ、全体を瞬間接着剤でガッシリ固めて、少しでも空回りできないようにしました。
強度が出るまで24hは固定する。 |
できたビス受けを使って、電池カバーを固定 |
側面から撮影 |
新設した部分と台車の干渉を避けて余裕を持って削ったら、余裕ができすぎました(笑)。
隙間が大きくて、電池を入れたら模様が見えそうです。
本体カバーを取り付けると、隠れてくれることに期待したい・・・。
電池カバー側のガイド位置が変わった関係で、開いてしまった部分をプラ板で塞ぎます。
プラ板を接着したところ |
しかし、電池収納スペースには余裕が無く、ガイドの外側から渡すことに・・・。
「荒ら」で切り出した0.3mmプラ板を張り付け。この後ヤスリで整える。 |
ここまでは、まあ設計どおりです。 |
とりあえず車輪とモータユニットを取り付けて、仮組みしてみたのがこちら。
少し転がしてみると、予想通り中輪の接地感が「あまい」ようで、あまり回転しません。
中輪の高さレベル調整とか、上部本体カバーとの干渉部分のすり合わせとか、これからまだやることは多いですが、とりあえず今回はここまでです。
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