2013年7月6日土曜日

ツール関係: エアブラシ「バジャー350Ⅱ」不具合

(概要)
●エアブラシ「バジャー350Ⅱ」の使用中に、エアーが出ない不具合が発生しました。
●原因は不明ですが、使用方法に注意してから、いまのところ再現していません。

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エアスプレー タミヤ バジャー350Ⅱ
私が使っている、吸い上げ式のエアブラシです。

シングルアクションですが、普通の単純な塗装くらいなら特に性能に不満は感じていません。
※かなり以前に買ったもので、店頭ではまだ見かけることができますが、今見たらHPカタログから消えていることに気付きました・・・・オーマイガ。
  HPカタログページへリンク

ところが、性能うんぬん以前にちょっと困った現象がありまして・・・


スプレー缶の残量はあるのに、使っているとエアが出なくなるんです、これが。
ボタンを押すと「プスン」と音がして反応が無くなります。

最初は使い方が雑なせいで、塗料がエア吹き出し口に詰まったかな?と思って、ノズルの清掃をしようとしました。が、
なんだこれ!よく見たら塗料がつまるのはニードル弁の方で、構造的にエアの吹き出しには全く関係ない!

取説を読むと、長時間使用すると缶の温度が下がって圧が下がると書いてあります。

なーんだ原因はそれか(笑)。
じゃ、新品の予備エアー缶に替えて作業を続けよう、って、新品のエアー缶に替えても症状は同じで、全くエアが出ないじゃん!なぜ!?

その時の連続使用時間は、せいぜい3~5分くらいでした。
確かに缶は冷たくなっていたけど、そんなキンキンでもないので問題なさそうな。まあ許容程度がわからないので断言できませんが。

エアー缶からハンドピースの間の圧力のある場所を調べると、ちゃんとハンドピースまで来てました。
最後に、ハンドピースのホース接続口から息を吹いてみたら、一応、吹き出し口からも空気が出る。なんで?
(人の息には水分が多量に含まれるため、あまりやらない方がいいと思いますが)

でも、エアー缶とかを接続し直して、試し吹きしたらやっぱり出ない!なぜ???
うーん、困った。ということで途方に暮れて放置しました。

丸1日置いて、もしかして奇跡が起ったら、なんて思い使ったら、なんと症状が直ってる!
キツネにつままれたような気分です。

ま、とりあえず直ったからいいかー、なんて思いつつ使用再開。
しばらく使っていると、また同じ症状(エアがでない)が発生。おい。

しかも、今度もいつの間に直っていました。

原因がはっきりしないため、タミヤ模型のカスタマーセンターに連絡して聞いてみました。
話を要約すると、以下のとおり。

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●エアー缶方式は、エアの残量が減ったり連続使用で缶の温度が下がると残圧が下がることがあるが、今回は新品缶に替えても症状に変化がないため、これが原因ではない。

●ハンドピース内部のバルブの経年劣化で不具合が起きることはある。しかし今回の症状からこれが原因とは考えづらい。

●エアー缶のガスは水分が少なく、ハンドピース内部のバルブ等を氷結させた可能性は低い。

●バジャー350Ⅱ自体の普及数が少なく、データが少ないため同様の事例報告はない。

(結論)原因はわからない。不具合が出たままなら、送ってもらえば修理できる。

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ということでした・・・。

その後、エアが出なくなったら1日放置、復活したらまた再開、を繰り返しながら使っていました。

しかしよく考えたら、現象は作業中に突然発生する訳ではなく、塗装を乾かす間の作業小休止後、再開しようとすると発生している状態にあることに気がつきました。

もしかして、ハンドピースに圧力をかけたまま放置すると、不具合が発生する!?

ハンドピース内部が低温のガスにさらされることでバルブ等の部品温度が下がり、大気と触れる個所が氷結しているのかもしれません・・・。
(カスタマーセンターでは、バルブ等の氷結の可能性は低いと言っていましたが・・・・。)
ということで、使用後は速やかにレギュレーターを緩めて、ハンドピースに圧力がかかりっぱなしにならないように気をつけて使うようにしました。

すると、いまのところ不具合は再現していません。


しかーし!

あまりにもマメにレギュレータを開け閉めしたため、パッキンがちぎれてしまった!!
中央がちぎれたパッキン(Oリング)
修理は、AO-7020 エアーカン用レギュレーターセットOリング(ITEM 89932) を買ってこなければならなくなりました・・・・。
タミヤ模型のオンラインショップにリンク


実はまだ入手していません。
塗装中は、レギュレーターから「シュー」というガスが漏れる音がします・・・ああ、オーマイガー。


2013年6月30日日曜日

プラレール修理: 塗装の溶けた新幹線100系(2)

(概要)
●塗装が溶けた新幹線100系再塗装のつづきです。
●残っていた台車部分も塗装しました。

※(株)タカラトミーではプラレールの改造はしないよう勧告しています。
 本ブログはプラレールの改造を推奨するものではありません。
 また、本記事を参考にして不利益を被っても、管理人は一切その責を負いません。
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残っていた台車部分(本体下の青いプラスチック部分)の塗装をします。
台車には灰色のラインが入っていましたが、本体と同じく部分的に溶けていましたので、本体といっしょに紙ヤスリで表面を削って際に、このラインも消えてしまいました。
台車側面の灰色ラインも消えてしまっていた。
前回の反省から、中途半端に塗って新旧塗装の境目が目立つことはもうしたくありません。
そこで、塗装する側の台車のラインは全て一度消してしまうことにします。
ラインが消えた台車部分
紙ヤスリを使い、本体と同じように400→1000→1500番の順に使って表面を整え、最後はコンパウンドで仕上げました。
今になって思えば、塗装の食い付きを考えると全部塗装してからコンパウンドすべきだったかもしれません・・・。

そしてマスキングして塗装。
色は、Mr.カラー№307 半光沢グレーFS36320米制空迷彩色 を使いました。
車輪が固定台に干渉するので、逆さにして塗装
余談ですが、使用しているエアスプレー「タミヤ バジャー350Ⅱ」の使い方が、ようやく分かりかけてます。

最初は調整がまずくて塗料をガンガン減らしてしまったり、塗装面までの距離が離れすぎて届かなかったり、近すぎてタレそうになったりしていました(笑)

あと、ノズルを塗装面の端で折り返し(行ったり来たり)させていたおかげで、塗装面の厚みにムラができていたのですが、均一に塗るには塗装面を通り過ぎるようにノズルを吹き動かすといいことに気付きました!(しかも、説明書にも書いてあった(笑))

安かったけど、いまのところ特段不満はないなー、なーんて思ってましたが・・・。

缶の温度はそれほど低下してないのに、途中でエアが出なくなる(塗料ではない)原因不明のトラブルが頻発しはじめた!

一応、対策も分かったのですが、紹介すると長くなるので、別の機会に詳しくまとめたいと思います。

それでは、塗装前後の写真です。
塗装前
塗装後
若干、青の色目が塗装前より濃くなりましたが、仕上がりとしては言われなければ気付かないレベルにすることができました。

おーい直ったよー、と言って子供に見せたらびっくりしています(笑)

よかったね。はい、どうぞ。


・・・えっ、300系?(実は100系といっしょに直してほしいと頼まれていたもう一台)
あー、もうちょっと待ってね・・・・。



2013年6月23日日曜日

プラレール修理: 塗装の溶けた新幹線100系(1)

(概要)
●他のおもちゃといっしょに保管していたら、塗装が溶けてしまっていました。
●荒れた塗装部分の再塗装を試みました。

※(株)タカラトミーではプラレールの改造はしないよう勧告しています。
 本ブログはプラレールの改造を推奨するものではありません。
 また、本記事を参考にして不利益を被っても、管理人は一切その責を負いません。
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子供から、新幹線100系と300系の塗装が剥げたから直して、と頼まれました。
とりあえず100系の現状から。
100系の写真。他のおもちゃと一緒にしていたら、塗装が剥げたらしい
よく見ると、塗装だけでなくプラスチック表面も溶けて凹凸が出来ています、あーあ。
これじゃきれいに治らんかもなー、なんて思いつつ、プラモデル用塗料を使って塗装をしてみることにします。

まず、荒れた表面を整えます。
ペーパーヤスリで表面を削る
初めに400番を使い、他のモールドまで取らないよう気をつけながら、慎重に表面を整えます。
しばらくすると、思ったほどダメージは少なかったらしく、きれいに凸凹が取れました。
その後1000番 → 1500番の順で表面荒れを減らし、最後にコンパウンドで仕上げます。


それでは本体の塗装から。

台車と本体を取り外し、そしてテープと紙でマスキング。
塗料にはMr.カラー№322 フタロシアニンブルー(ブルーインパルスカラー)を使いました。
写真では既に塗装済み
で、できあがったのがこちら。
一見、良さそうに見えるが・・実は境目がクッキリ
パッと見ると成功かなーと思いましたが、そうは問屋が卸しません。

元の塗装との境目はボカしてごまかそうと思ったのですが、(そんなスキルがあるハズもなく)側面青帯の2~3番目窓の間に、クッキリと色の境目が出来てしまいました。
更に、窓をマスキングしていなかったために、窓開口部から内部に塗料が吹き込んで内側が薄青色になっています。

やっぱり経験不足は致命的だった(笑)。
このまま子供に返してもいいけど、やっぱりちょっと出来が気に食わないな~。

ということで、再び塗装をします。
境目ができた付近を削って、もういちどマスキング。
今度は窓の内側もマスキングして塗装
前回の反省を踏まえ、境目が目立たぬよう、塗装境界をドアの際(きわ)にもってきてみました。
また、窓も内側から目張りして、これ以上内部に吹き込まないようにしています。
できたのがコレ
青帯の境目は目立たなくなりました。

ここまでの感想として、プラモデル用塗料でも食い付きは問題ないようです。

ただ、ペーパーヤスリをかけた時、塗装されていない部分にも透明塗装がされていたことに気付きました。
もしかしたら、表面保護か何かのために塗られているのかもしれません。


台車塗装の方は、また今度ということで。

2013年6月9日日曜日

プラレール修理: 壊れた坂道レール(2)

(概要)
●ジョイントが欠けた坂道レールを修理しました。

※(株)タカラトミーではプラレールの改造はしないよう勧告しています。
 本ブログはプラレールの改造を推奨するものではありません。
 また、本記事を参考にして不利益を被っても、管理人は一切その責を負いません。
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前回、欠けた坂道レール部品のジョイントを作成しましたので、その塗装をしました。

破損して欠けたジョイント部
欠けた部分をプラ板で新設
ジョイントを塗装した後
塗料はMr.ホビーの青に白を少しずつ混ぜながら、できるだけ似せて作りました。
乾いたところで子供に渡して、めでたし、めでたし。

ところが・・

遊んでいた子供から、一本だけ接続するとユルユルだとの指摘が。
今回新設したジョイント部の接続
(比較)壊れていないジョイント部の接続
なるほど、作ったジョイントの方はユルユルですな(笑)

適当に似せて作っただけだから、かみ合わせが悪かった。しかも微妙にゆがんでるし。
まあ橋げた部品とかで、固定して使えば遊ぶには困らないから良しとしよう。


ということで、このまま子供に渡すことにします。

大丈夫大丈夫(笑)、はい。


2013年6月2日日曜日

プラレール修理: 壊れた坂道レール

(概要)
●折れたり、ジョイントが欠けた坂道レールを修理してみました。

※(株)タカラトミーではプラレールの改造はしないよう勧告しています。
 本ブログはプラレールの改造を推奨するものではありません。
 また、本記事を参考にして不利益を被っても、管理人は一切その責を負いません。
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レール部品の材料には、柔らかいプラスチック(ポリプロピレン)と、固めのプラスチックの2種類があり、坂道レールは後者でできています。
恐らく、車両が乗るとたわむため、坂道レールはより強度が必要と判断されて、こうした違いがあるのでしょう。

しかしこの坂道レール、おかげで子供がよく壊しまして、我が家では結構な破損率を誇っています。

ポリプロピレンと違って無理がきかないため、誤って踏みつけたり、遊び終わってかたずけの際に他のレールと繋がったままジョイントから90度に折り曲げたりすると、簡単に折れてしまうのでした。
(気を付けるよう言い聞かせても、相手は子供なのが辛いところ。)

個人的には、2倍直線レール(ポリプロピレン)を高架にして遊んでも問題はないので、タカラトミーも坂道レールをポリプロピレンにしてくれたら、壊れる機会も減って子供も悲しまなくて済むのになあ・・・なんて思ってしまいます。
(たわみが問題なら、初めからたわみ量を見込んでRをキツめの形状に作ればいいのでは?)

まあ愚痴っても仕方が無いので、家にある壊れた坂道レールの修理を試みました。


1.途中で破断したケース


途中で折れて、真っ二つになった坂道レールです。当然、こうなると、もう遊べません。
真ん中から、ポッキリ(涙)
上の写真の坂道レール、実は何度も折れています。
最初に折れたのはかなり前でしたが、その時も子供に修理を頼まれて、瞬間接着剤で固定しました。

一応、強度を優先して瞬間接着剤を選択したのですが、これが失敗でした。


しばらく遊んでいると、また同じ所が折れてしまいました
瞬間接着剤を付けたところから、はがれてしまったのでした(はがしてしまった、という方が正しいですが)。

仕方が無いので、再度、瞬間接着剤を使って固定します。
ところが、またしばらくすると折れてしまいました。

そしてこれを何度か繰り返すうち、折れた断面に硬化した瞬間接着剤がこびりつき、切断面の密着性を下げ、接着強度が低下してまた折れる、という悪循環に陥ってしまったのでした。


そこで、やはり専用のプラスチック用接着剤(以下「プラ接着剤」といいます。)を使うことにしました。


ところが、問題が発生します。

切断面に瞬間接着剤のカスがこびりついて、プラ接着剤が十分に接着力を発揮できないことが判明したのでした。

そこで、断面の瞬間接着剤のカスを削り取ろうと思ったのですが、既に何度も修理を繰り返した断面は想像を絶する惨状で、もはや瞬間接着剤のカスと本体プラスチックの境すら判然としない有様・・・。
しかも、あまり断面を削ってレールの長さが変わってしまうのも困るしなあ。


と、いうことで、今回は断面の削りをほどほどにする代わりに、断面に針金を入れて強度を上げることにしました。
(なぜ真鍮線じゃないのかというと、単に家にあったのを使ったから、です(笑))

ピンバイスで壊れた両方のレール断面に穴を開け、一方のレール断面に針金を入れ固定します。
針金は4本入れました。
そして、互いの断面にプラ接着剤を塗って固定します。

この時、少しでも強く固定できるよう、接着剤を塗ってもすぐには接着せず、ちょっと置いてプラスチック部分がうるんでから、お互いを接着しました。

同時に4本の針金を反対側のレールの穴に通すのが、ちょっと面倒でしたが(笑)

それで、できたのがこちら。
硬化に時間がかかるため、24時間安静に(笑)
結構、今までになく、がっちり固定できた気がします。

また、子供に預けて遊ばせて、しばらく様子を見ることにしました。


2.凸ジョイントが折れたケース(部品あり)


最近、坂道レールのジョイント部が壊れたから直して、と子供から頼まれました。
さいわい、破断した凸ジョイントパーツが残っていたので、これを利用します。

この坂道レールは、今回が最初の破損だったので断面はキレイでした。しかし先のこともあり、瞬間接着剤ではなくプラ接着剤で固定することにします。
折れたパーツと破損部分。

プラ接着剤というと、子供のころ作ったプラモデルで、同梱された小さなチューブ式プラ接着剤を思い出します。
当時は使い方が悪かったせいか、あまりがっちりと固定できた記憶がなく、とにかく使い辛かった思い出しかありません。

そこで今回は、模型店で購入したタミヤセメントを使用し、強度を出すため「グリ着」をしました。

プラレールはディスプレイモデルとは異なり、見た目より頑丈さが大事です。

互いの接着面には多めにプラ接着剤をつけ、ちょっとおいて馴染ませてから接着しますが、更にその後、わざとパーツどうしをずらすような力を加えます。
すると、接着面から互いのパーツから溶けたプラスチック材がはみ出してきますので、この溶けたプラスチック材を混じりあわせるようなイメージで、グリグリグリグリ動かします(だから「グリ着」です)。

最初は、比較的軽い力でずらすことができますが、グリグリを繰り返すことで接着面が馴染んでくると、次第に重い力が必要になって、ずれ難くなってきます。
そして十分重くなってから、最後にパーツ位置を微調整して、終了です。
「グリ着」で接着
一応、接着してから24時間は安静(放置)して、完全に固着させました。

今回はただ接着剤で接着しただけですが、初めから壊れてなかったのかの如く、驚くほど強固に接着できました。

こちらも子供に預けて遊ばせて、しばらく様子を見ることにします。


3.凸ジョイントが折れたケース(部品なし)


同じように凸ジョイントが折れた坂道レールですが、こちらは破断した凸ジョイントパーツを紛失してしまい、長く放置していたものです。

今回、この修理を行いました。
凸ジョイントパーツの部品を紛失したレール(2本)。
足りない部分をプラ板で新設することにします。

まず、破損した部分のデコボコを削って、形状を整えました。
凸ジョイントパーツの破損部分。
破損部分の形状を整える。
続いて、プラ板から欠損部分を作りました。
プラ板を組み合わせ(左)、欠損部分を作成(右)
ちょうどいい厚さのプラ板がなかったため、1.2mmのプラ板を2枚重ねています。
写真右のように大まかな組み合わせを作り、現物と合わせながら削りだしていきました。

できたパーツは、例によって「グリ着」でグリグリグリグリやって固定します。

完成したのがこちら。
がっちり固定できました。
この後塗装する予定ですが、今回は時間が無かったのでここまでです。

塗装後の写真も、また機会があれば公開したいと思います。

これもまた、子供に預けて遊ばせて、しばらく様子を見る予定です。

2013年5月26日日曜日

プラレール改造: 蒸気機関車C12の3軸6輪化(4)

(概要)
●台車本体他の改造した部分を塗装しました。
●レールを実際の走らせてみて、特に問題がないことを確認しました(終了)。

※(株)タカラトミーではプラレールの改造はしないよう勧告しています。
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13.塗装

台車本体、中輪、連結棒を塗装します。
軸の高さレベル等、塗装被膜が悪影響を及しそうな場所はマスキングした。
塗装には、(株)タミヤのパジャー350Ⅱを使用しました。
ずっと前に買って、いつか使おうと寝かせておいたものです(笑)。
なぜこれを選択したかというと、安かったから(笑)
シングルアクションのため、あまり高度な使い方は難しいらしいですが、そもそも今回が初めての使用なので、何が高度かもわからない・・・。
ハンドピースをボンベに接続したところ。
塗料を適当に薄めてセットし、新聞に空吹き。おお~出た出た(笑)。
とりあえず取扱説明書の吹き付け見本と比べながら、きめの細かさを確認します。
まあ、こんなもんでしょう(笑)
割り箸にクリップをつけて固定。
一度の吹き付けだと薄いので、何度か重ね塗りしました。
薄めているせいか、割とすぐに乾く気がします。

仕上がりを見ると、やはり缶スプレーや筆塗りに比べて塗装が均一できれいです。
しかし、今回だけでエアー缶が半分位まで減りました。
大量に塗装する場合は、やはり不経済だと思います。


14.完成

各パーツを組み立てて、塗装前後を比べたのが下の写真です。

(上)塗装前、(下)塗装後

比較用に、もう一台蒸気機関車C12を用意して写真を撮ってみました。
(左)オリジナル、(右)3軸6輪化に改造後
そうそう、塗装して組み立てたところ、左中輪の接地感があまくなったので、アジャスターの左側に0.1mmプラペーパー片を入れて、中輪のレベル調整を実施しています。

そこで、実際にレールを走らせてみたのが下の動画。


脱線せずにスムーズに曲がってくれるか心配しましたが、問題ないようでホッとしました。


15.まとめ感想

今回、(超)久しぶりのプラモデル改造でしたが、とりあえずは上手く行った・・・・かなあ。
塗装とか細部は結構不満があるので、満足度は65%位でしょうか。

まあしょうがない、こんなもんでしょう(笑)。

また、機会があれば別のものにも挑戦したいと思います。

ではでは。

2013年5月19日日曜日

プラレール改造: 蒸気機関車C12の3軸6輪化(3)

(概要)
●台車本体加工に続いて、本体カバー加工と連結棒等を新設しました。
●予定していた構造部分の変更は一応終了です。

※(株)タカラトミーではプラレールの改造はしないよう勧告しています。
 本ブログはプラレールの改造を推奨するものではありません。
 また、本記事を参考にして不利益を被っても、管理人は一切その責を負いません。
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 8.本体上部カバーの加工

台車のホイールベース延長により、電池カバーの固定ネジ部分が前進して本体上部カバーとぶつかるようになってしまったので、干渉部分を削ることにしました。

本体カバーを裏返すと、ビスの頭が3つ見えます。
ひとつは煙突、ひとつは車両正面のボイラ蓋(?)部分の固定に使われていました。のこりひとつを外すと、ボイラ前部周りがそっくり取り外せます。
 なぜこんな構造になっているのかは分かりませんが、ライト周りを換装して、将来、前照灯を点灯できるようなセットが登場する予定があるのかもしれません。

とにかく、削る過程で邪魔になる部分でしたので、助かりました。 
ボイラ前部周りのパーツを外したところ。

まず、前側面にある小さい前輪(どうやら「先輪」というらしい。)のモールドがされた部分を削ります。
周りを傷つけないよう、マスキングテープを貼っています。
 いつものようにピンバイスでいくつか穴を開けて、ニッパーで大まかに切り取ります。
本体下に隠れて見えないところなので、適当に手を抜いています(笑)。
最終的には、荒れた断面をヤスリがけをして、またヤスリも入らない狭い所はデザインナイフで削り取りました。
また、シリンダーモールド部から内側に伸びる内張り(?)もぶつかっていたので、ヤスリで1~2mm削っています。
作業後。先輪モールドがあった部分を除去しました。雑ですな(笑)
少し力を加えた感じだと、強度はさほど低下した感じはありませんでした。

最後に、あらかじめ外しておいた前部ボイラー部分で干渉していた内部ツメ部分を切り取ります。
ツメ部分の切り取り前。
切り取り後。ニッパーでバチン!


9.連結棒の作成

プラレールC12の連結棒はただの飾りのため、別になくても支障はないと思いますが、これでも一応機関車なので、付けることにしました。

ただし、ホイールベース延長に伴い、そのままでは短くて使えません。

はじめは、元の連結棒パーツを一旦切ってからプラ板か何か挟もうかとも思いましたが、元のパーツ材質のポリプロピレンは強固な接着が難しいため、あきらめて一からプラ板で作っちゃいます。
できるだけ元のパーツに似せるため、モールド部分を作成
連結棒本体は1.2mmのプラ板と0.3mmのプラ板を張り合わせて1.5mmの厚みを持たせることにしました。なぜ1.5mmかというと、もとのパーツの厚みが1.5mmだっただけです。
その他、車輪との接続軸部分用に5mmと2mmの丸プラ棒を使いました。
大まかにパーツを切り出しました。
下は5mm丸プラ棒の中心に穴を開けようとして失敗した例(笑)。
プラ棒の厚みが2mmしか無いため、ある程度、径を広げようとすると共回り(部品もドリルといっしょに回転すること)してダメでした。結局、切り出す前のプラ棒の中心に穴を開けてから、必要長さをもう一度切り出すハメに・・・。
もっと細かい径きざみでドリルを持てば良いんでしょうが・・・。
5mm丸プラ棒に穴を開け、連結棒の前輪にはめるリング部分をプラ板から削りだしたところ。
ちなみに連結棒も8mm延長しています。
これらを組み立てて、元のパーツと比較したのが下の写真。
新しい連結棒は採寸せず現物合わせで作ったため、特にリング部分の形が微妙に歪んでしまいました。
やっぱり、手抜きせずちゃんとやるべきだったか・・・。
上の2つがオリジナル。下の2つが新しく作成したものです。

10.中輪の装飾

今のままだと中輪の違和感が激しいので、スポーク(?)のような飾りを車輪の外側に貼り付けることにしました。
中輪は貨車からの流用のため、他の車輪と形が違う。
あまり張り出すと、連結棒と干渉するため、厚さが最小となるよう、0.1mmプラペーパーと0.3mmプラ板を使用し、仕上がりで0.5mmを目指すこととしました。
左右分の必要なパーツを切り出します。
右の髭のようなものがスポークになります。
ベースに0.1mmプラペーパーを使い、最初に外枠を貼って、中にスポークを貼り付けます。
CADで放射線上に線を引いた台紙を作り、位置を合わせる。
当初、スポークと外枠の隙間を隠すため、上から2mm幅の環を乗せるつもりでしたが、仕上がりが少しやぼったいので取りやめました。
そのため、外枠とスポークにちょっと隙間が出来ています。
左のようにする予定だったが、止めて右のままとした。
出来た飾りを中輪に貼り付けしたところ。
一番左は、元から付いていた飾りものの中輪(回らない)です。
もう少しスマートに作れたかも。出来としては50点位かなあ。
0.1mmプラペーパーは接着剤をつけると、乾いて皺になることがありました。
先の細い筆を持った接着剤が欲しいところです。 


11.中輪の高さレベル調整

中輪は前輪に比べて径が短いため、採寸時の予想通り接地感があまくなっていました。
このため、0.3mmのプラ板を作成しアジャスターに挟んで固定し、中輪の高さを0.3mm下げてみました。
0.3mmの調整用プラ板を作成
結果、左右中輪とも前輪といっしょにスムーズに回るようになりました。
とりあえず、工作誤差があまり出なくて、良かったヨカッタ(笑)。


12.全体を仮組み

予定していた加工内容が終了したので、全体を仮組みしました。
連結棒は、そのままだと車輪から抜けてしまうため、仮にマスキングテープを重ね巻して抜け防止にしました。
2mmプラ棒軸だったので、テープは3~4回重ね巻しています。
台車を組み立てました。
前輪と中輪の車輪抜け止めは、完全にはめ込まず軽く入れただけです。
モーターユニット配線は接続していません。
本体上部のカバーをかぶせたところ。
電池は入っていません。
中輪と連結棒のクリアランスが気になるところ。
中輪は車輪抜けめを最後まで入れると、連結棒とのクリランスが拡大することに期待しています。
また、連結棒の先端がシリンダーに被って中に入ってしまいましたが、あまり気にしていません(笑)。


今回は、ここまでです。